事業で車を使用している場合、ガソリン代や保険代、メンテナンス代など様々な費用がかかります。
メンテナンスでオイル交換した際、「消耗品費」や「修繕費」など、何の勘定科目で計上するのか分かりにくいですよね。
この記事では、オイル交換に使用するおすすめの勘定科目や、車のメンテナンス代の仕訳を楽にする方法を解説しています。
この記事を読むことで、車のメンテナンス時の勘定科目について、より詳しく知ることができるでしょう。
オイル交換の勘定科目は「消耗品費」がおすすめ
オイル交換は消耗品であるオイルを取り換えるため、「消耗品費」で仕訳することをおすすめします。
≫ 例)社用車のオイルを交換し、現金で支払った
借方 | 貸方 |
---|---|
消耗品費 2,000円 | 現金 2,000円 |
とはいえ勘定科目に正解は無く、「修繕費」や「車両費」、「旅費交通費」や「燃料費」などで仕訳しても問題ありません。
車のメンテナンス費用に対する仕訳ルールが、社内で明確に決まっているなら、そのルールに従って計上しましょう。
定義があいまいな場合は消耗品費で計上することをおすすめします。
「雑費」で仕訳することはあまりおすすめしない
車のオイル交換は明確な科目が会計法で決められている訳ではないですが、「雑費」で計上するのはあまりおすすめしません。
なぜなら、雑費は何に使ったかが分かりにくい上、税務調査でも指摘されやすい勘定科目だからです。
補助科目などを使うなどして分かりやすくし、税務調査で指摘された際、なぜ雑費で計上したのか明確に答えられるなら問題ありません。
雑費の金額自体が他の経費勘定科目より膨らんでいるならば、どちらにせよ雑費を使うのは避けた方が無難でしょう。
車のメンテンナンス代は「車両費」勘定で統一するのもアリ
車のメンテナンスにかかる費用は、細かく分けずに一括して車両費で計上するのもアリです。
タイヤ交換や維持管理・メンテナンス費用を「修繕費」で計上し、ガソリンの給油を「燃料費」、エンジンオイルを「消耗品費」と分けていては、煩雑ですし間違えやすくなります。
仮に車両費で計上する際は、補助科目や適用に分かるように記載しておきましょう。
≫ 例)社用車の定期メンテナンス整備をし、10,000円を現金で支払った
借方 | 貸方 |
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車両費(定期メンテナンス代) 10,000円 | 現金 10,000円 |
もちろん社内ルールで、車のメンテナンスにおける勘定科目が明確に決められている場合は、そのルールに則って仕訳を切りましょう。
まとめ
この記事では、オイル交換に使用するおすすめの勘定科目や、車のメンテナンス代の仕訳を楽にする方法を解説しました。
車にはメンテナンスを含め多くの費用がかかるため、適切な勘定科目が何か迷いがちです。
ですが勘定科目に正解はないため、車にかかる費用を一括でまとめて計上してしまうのもアリでしょう。
何より社内でルールを統一させておくのがベストです。
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