現金出納帳で現金の管理をしたいと思っても、書き方がわからない方も多いのではないでしょうか?

急に経理を担当することになった場合、簿記を学んだことがない人はわからないことだらけで困りますよね。

家計簿は見たことがあっても、現金出納帳はイメージがつきにくいものです。

現金出納帳は、初心者であっても正しい書き方や意味を知ることで、作成できるようになります。

この記事を読んで、是非参考にしてみてください。

 

1. 現金出納帳とは?

企業や個人が日々の現金の収入と支出を記録するための帳簿です。

現金において、「いつ・誰から・どんな目的で・いくら受け取った/支払った」との情報がわかるように記録をつけていきます。

初心者でも、基本的な内容を理解していれば、簡単に記帳できるようになるでしょう。

 

2. 現金出納帳の役割

現金出納帳で正確な記録を行うと、資金の流れを可視化できます。

毎月どのようなことに資金を使っていたのか、どんな収入があるのか等を把握することで、経営を効果的に行えます。

また、社内の不正の発見にも役立ちます。

現金出納帳は、現金の残高と帳簿の残高が一致していることを確認する役割もあります。

そのため、毎日帳簿上の現金残高と実際の現金残高を確認することで、現金が不正に使われていた場合、すぐに気づけるでしょう。

 

3.現金出納帳の書き方

現金出納帳は、日付、(勘定)科目、摘要、収入、支出、残高の6つの列で構成されます。

まずは、前月繰越がある場合は記入し、その後にこれらの基本的な情報を順番に書き込んでいきます。

 

(1)前月繰越

前月繰越とは、前月までの現金残高のことをいいます。

摘要に「前月繰越」、入金額に「前月残高」を記入します。

 

(2)年月日

現金出納帳は日付順に記入していく帳簿です。

領収書の日ではなく、実際に現金が出入りした日を記入しましょう。

 

(3)(勘定)科目

現金の出入りの理由です。

以下の勘定科目は、よく使われる一部です。

 

・売 上・・・商品や製品の販売やサービスの提供によって受け取ったお金

・雑収入・・・本業ではない理由で受け取ったお金(給付金や補助金など)

・仕 入・・・販売する目的で購入した商品や製品の原材料のお金

・普通預金・・・普通預金口座から現金を引き出した場合などの使います

・消耗品費・・・耐用年数1年未満、取得価額が10万円未満の消耗品のお金

・給料手当・・・従業員に支払う給与や手当

・福利厚生費・・・従業員に提供する給与手当以外の費用

・旅費交通費・・・業務の中で利用した交通手段への代金(出張手当も含みます)

・水道光熱費・・・事務所や営業所などで使う水道・ガス・電気・灯油などのお金

・租税公課・・・国税や地方税などの「租税」と国や公共団体に納める「公課」がある

 

会社によって使用する勘定科目の種類が異なるため、実際に使っている勘定科目を用途と合わせて覚えていくのが良いでしょう。

 

(4)摘要

科目で大まかな入出金理由を記入し、摘要には支払先や支払内容などの具体的な内容を記入します。

 

(5)入金額/出金額

現金の入金額、出金額を記入します。

 

(6)残高

その取引が行われた後の残高を記入します。

残高は前日の残高に当日の収入を加え、当日の支出を引いた金額となります。

 

(7)次月繰越

月末になって残っている現金を「次月繰越」とします。

摘要に「次月繰越」、出金額に「当月残高」を記入します。

 

4.現金出納帳の注意点

・ペンまたはボールペンを使用する、数字の訂正は二重線で消す

帳簿を記入する際の基本的なルールです。鉛筆や消えるペン、修正テープや修正液は使えませんので、気を付けましょう。

・毎日記帳と確認をする

現金の流れをしっかりと把握するために毎日記帳しましょう。

また、その際には帳簿の現金残高と実際の現金残高が一致していることを忘れずに確認してください。

ずれを発見し、心当たりがあれば、記入します。

心当たりがない場合は、現金で調整せず、「現金過不足」という勘定科目を使用し、現金の調整をしましょう。

 

5.現金出納帳の作成方法

現金出納帳は毎日使うものなので、何で作成していくかは非常に大切になります。

 

(1)ノートなど手書き

まずはノートなどに手書きしてみるのも視覚的にわかりやすいかもしれません。

ただ、記入ミスの訂正をくり返していると見にくい帳簿になる可能性もあります。

 

(2)エクセル

エクセルを利用した現金出納帳のテンプレートは、ネット上に多くあります。

ただ、使い方によっては、計算式を消したりずれてしまったりと書式が崩れてしまうことがあるため、操作には注意が必要です。

 

(3)会計ソフト・アプリ

パソコンやスマートフォンから利用できる会計ソフトやアプリは無料のものから有料のものまで、数多くあります。修正記録の残る会計ソフトは、証拠能力が高く、多くの会社で使われています。

 

6.【まとめ】現金出納帳の記入に迷ったら記帳代行の検討も

現金出納帳は「日付」「科目」「摘要」「入出金額」「残高」を日付順に記入していく帳簿です。

基本の書き方と勘定科目に慣れれば、初心者でも簡単に記帳していけます。

しかし、勘定科目は非常に多いので、どの科目を使用すれば良いのか、注意が必要です。

 

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