確定申告は難しすぎると感じた経験があるかもしれません。
そのような場面でも税務署に相談する方法を知っていれば、今後確定申告で悩んだときに役に立つことでしょう。
この記事では、税務署に相談する方法や確定申告を楽にする方法を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
確定申告は難しすぎると感じる理由
所得税などの国税は、申告納税制度が採用されています。
申告納税制度とは、納税者一人一人が税法を正しく理解して、自ら税務署へ正しい申告と納税をおこなう制度です。
つまり、納付する税金の金額は自分で計算しなければなりません。
また、自分の所得について、基本的に税務署は申告が必要かどうかを事前に教えてはくれないので、自身の判断や計算が間違っていれば、税務調査などであとからペナルティを受けるケースもあります。
よって、自分で確定申告をしようとしても、税法の専門知識が必要なことや、取引や経費の記録が面倒なことが、確定申告を難しく感じる理由として考えられるでしょう。
確定申告は税務署で相談できる
税法の専門知識に不安があれば、税務署で相談することができます。
確定申告で悩んだときのために、相談方法を知っておきましょう。
税務署で相談する方法
税務署で確定申告の相談をする方法は、大きくわけて4つあります。
なお、すべて相談料無料でおこなえる方法です。
①国税庁ホームページで調べる
制度の概要や一般的な国税の知識は、国税庁のホームページのチャットボットやよくある質問(タックスアンサー)に公開されています。
②電話で相談する
国税に関する一般的な相談であれば、電話相談センターの国税局職員等が対応してくれます。
③確定申告会場で相談する
確定申告会場とは、確定申告の相談や不足書類の有無について確認できる行政サービスです。
毎年2月16日ごろから3月15日ごろ(申告期限内)に開設されます。
ただし、入場整理券が必要なので注意しましょう。
④税務署に直接相談する
税務署からのお尋ねや納付に関する相談であれば、税務署に直接相談できます。
まずは、税務署に電話をして相談日時を予約しましょう。
相談方法の詳細は、国税庁ホームページをご覧ください。
確定申告の相談に必要なもの
確定申告を作成するための相談であれば、一般的に次のような書類が必要になります。
なお、個人の状況によって必要なものは異なります。
事前に電話相談センターや税務署に問い合わせてから準備すると安心です。
①所得に関する書類
・収入や経費を記録した帳簿や決算書
・源泉徴収票
・不動産などを売った場合、購入時と売却時の売買契約書など必要書類
・株式や配当の取引がある場合、証券会社からの取引報告書など必要書類
②控除に関する書類
・生命保険や地震保険の控除証明書
・社会保険料の控除証明書や納付額確認書、領収書
・医療費控除の領収書
・ふるさと納税などの寄附金控除の領収書
・ローン残高証明書などの住宅ローン控除に関する書類
③その他の書類
・マイナンバーカードなどの本人確認書類
・税金が還付される場合、還付金を受け取る通帳
・扶養配偶者や扶養親族がいる場合、マイナンバーや所得などの情報
確定申告を楽にする方法
確定申告を楽にする方法を3つ紹介します。
毎年の確定申告が難しすぎると感じている方は、ぜひ参考にしてください。
日々の取引を正確に記帳する
確定申告を楽にするために、日々の取引を正確に記帳しましょう。
自分の所得を正確に知るためには、1年間の収入と経費を正しく集計する必要があります。
しかし、税務署の相談窓口は、完成した帳簿から申告書を作る方法の相談だけで、記帳をサポートしてくれません。
記帳作業に不安があれば、記帳代行サービスを活用してみましょう。
国税庁の確定申告作成コーナーを利用する
確定申告をする際には、国税庁がインターネット上に公開している確定申告作成コーナーが便利です。
必要書類を準備して、画面の指示に従って入力すれば、難しい申告書も楽に作成できます。
また、作成した申告書をそのままe=Taxで送信することもできるので、青色申告のメリットを最大限生かすためにも利用してみましょう。
不明点は税務署など専門家に相談する
所得税の計算を間違えると、あとで多額のペナルティが課されることがあります。
確定申告で少しでも迷ったりわからないことがあれば、専門家に相談しましょう。
特に、税務署に確認すると安心です。
税務署の判断は税金計算において間違いがないので、税理士などの実務家も判断に迷ったときは税務署に問い合わせます。
なお、確定申告時期の税務署は混雑するので、なるべく早めに行動しましょう。
【まとめ】帳簿があれば確定申告は難しくない
確定申告は、作成方法を税務署に相談できたり、インターネット上で申告書を作成できたりします。
よって、正確な帳簿があれば、確定申告は難しくありません。
しかし、正確な帳簿を作るためには、税法の専門知識を身につけて作業時間を確保しなければなりません。
そこで、記帳代行サービスを活用してみましょう。
記帳代行お助けマンは、税理士からも依頼される経験豊富なスタッフが記帳を代行するので、記帳作業を安心して丸ごとお任せできます。
確定申告を楽にするおすすめの方法です。ぜひご利用ください。