企業において経費精算の手間はできるだけ減らしたいですね。

なぜなら毎日必要な作業であるわりに手間をかけても売上に直結するわけでもないからです。

そこで役に立つのが経費精算アプリです。アプリを使って効率化すれば人的コストを圧縮できます。

本記事では経費精算アプリの選び方と、おすすめのアプリについて解説します。

おすすめの経費精算アプリ5選

マネーフォワードクラウド経費

特徴

会計ソフトのマネーフォワードからリリースされている経費精算アプリです。直感的に使えるわかりやすいUIが特徴。

会計ソフトであるマネーフォワードクラウド会計と連携でき、経費精算から自動で記帳までされます。

カード明細や交通系ICカードの自動読み取り、レシートを撮影しての自動読み取りなど、経費精算に必要な機能を備えており、連携できる他社サービスの種類が多いのが強みです。

初期費用0円
月額費用・50人以下の場合:月500円/人
・51人以上の場合:見積もり
スマホ対応iPhone、Android
ワークフロー
ICカード連携
レシート読み込み
会計ソフト連携
クレジットカード連携
電子帳簿保存法対応
運営元株式会社マネーフォワード

freee会計

特徴

freeeは人気のある会計ソフトですが、経費精算の機能も付属しています。

freeeで精算すると会計や振り込みまで一元管理できるのが強みです。

freeeの会計システムには特徴があり、複式簿記の知識がなくても記帳ができるようなUIになっています。

したがって、立ち上げたばかりの企業や個人事業主におすすめです。

初期費用0円
月額費用・20人以下の場合:月1,980円/人
・21人以上の場合:見積もり
スマホ対応iPhone、Android
ワークフロー
ICカード連携
レシート読み込み
会計ソフト連携
クレジットカード連携
電子帳簿保存法対応
運営元freee株式会社

SmartGo Staple

特徴

NTTコミュニケーションズが提供する経費精算アプリです。

できる限り精算を自動化するように作られているのが特徴で、煩わしい精算業務のコストが圧縮できます。

例えば交通系ICカードを使って電車に乗るだけで精算が自動的に完了する、精算に使えるプリペイドを社員に配って決済と同時に精算するなど、できるだけ手間を省くように作られています。

初期費用0円
月額費用月1,000円/人
スマホ対応iPhone、Android
ワークフロー
ICカード連携
レシート読み込み
会計ソフト連携△(財務R4シリーズのみ)
クレジットカード連携△(独自プリペイドカードでの対応)
電子帳簿保存法対応
運営元NTTコミュニケーションズ株式会社

jinjer経費

特徴

15,000社以上の会社で導入されている人気の経費精算アプリです。

中小企業から大企業まで使える汎用性の高さが特徴。従業員向けのUIだけでなく、承認者向けのUIもスマホ対応しています。

したがって、上司が会社にいなくても出先や自宅から承認してもらえます。

他社の会計ソフトとのデータ連携にも対応していますが、手動でデータを出力しての連携となります。

初期費用0円
月額費用月500円/人
スマホ対応iPhone、Android
ワークフロー
ICカード連携
レシート読み込み
会計ソフト連携△(データ出力による連携)
クレジットカード連携×(開発中)
電子帳簿保存法対応△(有料オプション)
運営元jinjer株式会社

楽楽精算

特徴

CMでもおなじみの経費精算クラウドサービスです。

累計導入社数10000社以上という人気サービスで、中小企業から大企業まで幅広く対応しています。

経費、交通費、出張費、旅費、交際費などのワークフローワークフローをクラウド化し、効率の良い経理処理を実現します。

経費申請の規定違反のチェックを自動で行ってくれるため、差し戻しや修正作業が低減されます。

初期費用100,000円
月額費用月30,000円〜(ユーザー数に応じて変動)
スマホ対応iPhone、Android
ワークフロー
ICカード連携
レシート読み込み
会計ソフト連携△(CSV出力による連携)
クレジットカード連携
電子帳簿保存法対応
運営元株式会社ラクス

経費精算アプリの選び方

経費精算アプリを選ぶときにどのようなことに注意すれば良いのかを以下で解説します。

自社に合った機能がついているか

経費精算についての問題点は会社ごとに違います。

注意

自社の経費精算で何が不便なのかをよく考えずに導入してしまうと、せっかく導入しても不便なままという結果になりかねません。

まず、最低限必要な機能は何なのかを明確にしてから選定しましょう。

安易に無料に飛びつかない

世の中には無料で提供されている経費精算アプリもあります。これは無料トライアルの話ではなく永年無料のフリープランがある場合です。

このような無料アプリは一見コストがかからないので良さそうに思えます。

しかし、多くの場合、機能が限定されていたり、ユーザー数が限定されていたりします。

本当に自社のビジネスに耐えうるのか、機能を検討した上で選びましょう。

既存システムとの連携

重要

経費精算アプリの場合、特に自社で使っている会計ソフトとの相性が良いかどうかは必須の検討事項です。

アプリ同士の連携方法には以下の3つのレベルがあります。

  1. 全く連携できない
  2. CSV出力で連携できる
  3. API連携ができる
①は全く連携できず、アプリ同士のデータの繋がりが断絶している状態

このケースだと経費精算アプリに入力して会計ソフトにも入力し直さないといけないのであまり意味がありません。

②は経費精算アプリからCSVという形式のデータファイルを出力し、そのファイルを会計ソフトに入力することで連携する方法

いちいち手動で出力と入力をしなければいけないので少し手間がかかります。

また、データの形式が異なる場合には、CSVを修正してデータの形式を合わせないと連携できない場合もあります。

このケースはかなりの手間がかかるでしょう。

③はアプリ同士を連結させる方法で、ほとんど自動で出力と入力が可能

経費精算したら会計ソフトにも自動で取り込まれているようなイメージです。

ここまでの議論を見てわかるように、もっとも効率化できるのは3のAPI連携です。

できれば自社で使っている会計ソフトとAPI連携ができるものが望ましいでしょう。

初期費用や無料トライアルの有無

ポイント

事前に検討をどれだけ重ねても、実際に使ってみなければ使い心地はわかりません。

良さそうだと思って導入したのに使ってみたら使いにくくてイライラする場合もあります。

したがって導入にどれだけコストがかかるかは非常に大事な観点です。

初期費用が無料だったり、無料トライアル期間があったりするアプリは優先的に検討したほうがいいでしょう。

導入前にこれらの点を確認してから検討してみてください。

煩わしい記帳・仕訳作業はアウトソーシングを利用するのも1つの方法です。

「経費精算アプリを導入したはいいが、会計ソフトとの連携がいまいち上手くいかない」

「会計ソフトとの連携はできているが、件数が多すぎて仕訳に時間がかかりすぎる」

「ITはどうも苦手で…」

そのようなお悩みがある場合には記帳代行お助けマンにご相談ください。記帳代行お助けマンは経費の記帳・仕訳作業の代行サービスです。

お客様にやっていただくのは領収書や明細書などの資料を送っていただくだけです。

それだけで毎月の経費の記帳・仕訳作業を当社の専門スタッフが代行いたします。

費用は月額5,000円から。わかりやすいように月額固定料金を採用しています。

経費精算の手間でお悩みの企業様はぜひ一度、記帳代行お助けマンにご相談ください!