建設業向けの会計ソフトが知りたい!
ソフトってどうやって選ぶの?
導入のメリットも教えて!
今回はこちらの疑問にお答えします。
会計は、建設業を営むうえで欠かせないもの。作業はシンプルですが手間がかかるため、効率良く行いたいと考える方も多いでしょう。
そこで、建設業の会計を分かりやすく、使用するのにおすすめの会計ソフトを紹介します。
また、建設業の会計ソフトを利用すべき理由や、選び方についても、一緒にチェックしましょう!
建設業の会計ソフトを利用すべき理由
- 建設業で会計ソフトを導入すべきなのか?
- どの程度の必要性があるのか?
こんな疑問を持つ方も多いと思います。
まず建設業で会計ソフトを利用すべき理由を紹介します。
力を入れるべき仕事に集中できる
建設業の会計業務で会計ソフトを使用することによって、仕事を効率よく進められます。基本的なデータを入力するだけなので、簡単に作業が完了し、時間や負担も軽減できるでしょう。
建設業の会計業務の手間を省ければ、力を入れなければならない本来の仕事に集中できます。
また、建設業向けの会計ソフトには、これまでのデータを活用して帳票作成ができたり、テンプレートを使えたりする製品もあります。
会計ソフトに付いている機能も利用して会計業務を効率よく行えるため、会計ソフトを導入するのがおすすめです。
ミスをなくせる
帳簿を手書きで行うと時間も手間もかかります。記入ミスや集計ミスが起こる確率も高いです。さらに、Excelを使う場合、関数やマクロを使えなければ集計や転記は自動で行えません。
会計ソフトを利用することで、ミスを大幅に減らせるでしょう。
建設業におすすめの会計ソフト4選
それではさっそく本題です。
建設業向けの会計ソフトのなかでも、とくに「使いやすい」と評判でおすすめのソフトを紹介します。
会計ソフトごとの価格や特徴をチェックして、気になるソフトの導入を検討していきましょう。
1. PCA建設業会計DX
ピーシーエー株式会社が販売するPCA建設業会計DXは、会計機能が充実していることが特徴です。
- 工事名
- 施行場所
- 請負金額
このような工事情報を登録できるほか、自動仕訳で入力作業を短時間で行えます。
また、以下の選択ができます。
- 工事進行基準
- 工事完成基準
- 原価回収基準
未成・完成振替、共通費配賦も自動化しますし、バックアップやリカバリー機能が搭載されているため入力ミスをした際のトラブルも起こりません。
さらに、制度改正には即対応。
アクセス制御、ログ管理、パスワードは桁数が多く有効期限付きなど、セキュリティ機能が充実しているため安心です。
電話、メール、ビデオ通話などでのサポートサービスがあるのも特徴です。分からないことや問題が起こった際にもスムーズに対応してもらえます。
【価格(税込)】 |
・パッケージ版:440,000円~ ・サブスク版:9,900円/月~ ・クラウド版:803,000円~ |
2. 建設大臣NX
応研株式会社が販売している建設大臣NXは、建設業ならではの処理機能が搭載されています。操作性が良く利用しやすいことが特徴です。
また、伝票を入力すると財務諸表も同時に完成することや、支払いや手形などの管理もできます。
一般的な財務管理のほか、出面管理、経営事項審査など様々な機能が付いており、帳票出力や分析も豊富です。
また、振替伝票そのままの入力画面なので、操作しやすいでしょう。伝票を入力すれば、同時に財務諸表も作ることが可能です。
あとは、使う資料をメニューから選択すれば帳票画面が表示されます。
全資料は印刷でき、期間指定は1日~1年間まで設定可能、事業条件や科目なども設定できるため独自の財務諸表を作成できます。
【価格(税込)】 |
・建設大臣NX会計編:660,000円 ・建設大臣NX:880,000円~4,037,000円 ・建設大臣NX Super:1,100,000~4,422,000円 ・拡張性のある建設大臣NX ERP:オープン価格 |
3. 勘定奉行i11建設業編
株式会社オービックビジネスコンサルタントが販売している勘定奉行 i11建設業編は、財務会計業務のほか、工事別の原価管理も行えます。
工事情報、工事別に予算や実績を管理可能で、様々な工事原価管理帳票も出力できることが特徴です。
さらに、労務費管理、部門共通原価の配賦、経営事項審査のシミュレーションも行えます。
また、ほかのソフトから仕訳データを取り込んだり、オプションの奉行シリーズとデータを連携させるなど利便性も高いです。
セキュリティ機能も搭載されているため安心して活用できるでしょう。気になる方は無料体験版を使ってみるのがおすすめです。
【価格(税込)】 |
・スタンドアロンモデル:814,000円~ ・ネットワークモデル:3ライセンスで2,178,000円~ |
4. スイート建設会計
株式会社フォーラムエイトが販売するスイート建設会計は、クラウドタイプのためインターネットに接続できれば場所を問わず使えることが特徴です。
工事ごとの仕訳や工事台帳・財務諸表を作成でき、工事完成基準、工事進行基準で収益計上もできます。
また、建設業界ならではの勘定科目も搭載されており、完成振替、間接費配賦の自動仕訳や別ソフトのスイート積算との連携機能などがついており機能性が高いことが魅力です。
【価格(税込)】 |
・新規価格:275,000円 ・レンタルライセンス:82,500円/月~ ・サブスクリプションサービス(保守):110,000円/年 |
建設業向け会計システムを選ぶ際のポイント
建設業で使う会計ソフトは複数あり、どれを選べばよいか、どれが使い勝手が良いのか選ぶのが難しいと感じる方も多いでしょう。
そこで、建設業向け会計ソフトを選ぶ際のチェックしたいポイントを紹介します。
法改正や制度の変更に対応できるか
- 消費税率の改正
- 会計業務に関わる法改正
- 制度の変更
こんな事もあるでしょう。
それに応じて会計ソフトも改正に対応する必要があります。
法改正や制度の変更があった場合、無料アップデートをしている会計ソフトは改正に即対応できるでしょう。
自分で改正に対応するのは大きな負担になるため、無料アップデートがあるかどうかは重要なポイントです。
他のソフトと連携できるか
現在ほかのシステムも使っている方は、建設業向け会計ソフトと、現在使っているソフトの相性を確認しましょう。
- 給料の計算
- 勤怠管理
- 経費の申請
これらと会計ソフトを連携させることで効率よく業務を行えます。連携できなかったとしても、それぞれのソフトを仕事に合わせて使い分ければ良いです。
ただ、より作業の負担を減らすためにはソフト同士を連携させられると良いでしょう。
場所を問わず使えるか
クラウドタイプは、インターネットに接続すればインストールしなくても使用できます。
さらに、インターネットを使えれば、場所や時間を問わず利用できるため、現場で作業をしている方でも利用しやすいでしょう。
また、顧問税理士に相談する場合にもデータを事務所まで持って行く必要がありません。クラウドタイプは、パスワードやIDがわかれば税理士事務所からもアクセスできます。
こまめに足を運ぶ手間を省けます。
さらに、データはインターネット上に保存されるため、万が一使っているパソコンが故障してもデータが消える心配がありません。
ただし、インターネット上にデータを保管するため、セキュリティソフトは必須です。
まとめ
建設業向けの会計ソフトを利用することで、注力すべき仕事に時間をかけられたり、会計業務のミスをなくしたりといったメリットがあります。
おすすめの会計ソフトのなかから、気になるものを選んで導入しましょう。
また、会計業務については記帳代行のプロに相談する方法も有効だといえます。建設業の会計業務を理解しているかどうかが大切なポイントです。
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