企業を存続・成長させる上で新たな人材の獲得は必要不可欠です。
どこの企業も人材を募集する際は、求人広告を活用することでしょう。
しかし求人掲載料の勘定科目は何になるのか、イマイチ分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、求人広告掲載料の仕訳について分かりやすく解説しています。
この記事を読めば、求人広告掲載料の仕訳方法が分かるようになるでしょう。
求人広告掲載料の勘定科目は「広告宣伝費」か「採用教育費」
求人広告掲載料を支払った場合、仕訳する勘定科目は
- 「広告宣伝費」
- 「採用教育費」
のどちらかです。
どちらを使っても構いませんが、分かりやすいように統一しておくことをおすすめします。
また社内でルールが決められている場合は、そのルールに従って仕訳しましょう。
ちなみに求人広告媒体には就活ポータルサイトや新聞、人材派遣会社やタウン誌などが挙げられます。
どの媒体に掲載するかで、使用する勘定科目を使い分ける企業もあります。
求人広告掲載料を「広告宣伝費」で仕訳するケース
ここからは、求人広告掲載料を「広告宣伝費」で仕訳する際の仕訳例を解説していきます。
ちなみに広告宣伝費とは、事業に必要な宣伝活動にかかる費用のことです。
≫ 例)求人ポータルサイトに求人広告を掲載し、〇月分の料金200,000円を当座預金より支払った
借方 | 貸方 |
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広告宣伝費 200,000円 | 当座預金 200,000円 |
≫ 例)タウン誌に求人広告を掲載し、〇月分の料金40,000円をクレジットカードで支払った
借方 | 貸方 |
---|---|
広告宣伝費 40,000円 | 未払金 40,000円 |
クレジットカードで支払った場合は勘定科目「未払金」で計上し、引落し時に振替仕訳をおこないましょう。
≫ 例)〇月分タウン誌求人広告代が、当座預金より引き落とされた
借方 | 貸方 |
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未払金 40,000円 | 当座預金 40,000円 |
求人広告掲載料を「採用教育費」で仕訳するケース
ここからは、求人広告掲載料を「採用教育費」で仕訳する際の仕訳例を解説していきます。
ちなみに採用教育費とは、従業員の採用や教育にかかる費用のことです。
≫ 例)新聞に求人広告を掲載し、〇月分の料金150,000円を普通預金より支払った
借方 | 貸方 |
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採用教育費 150,000円 | 普通預金 150,000円 |
≫ 例)人材派遣会社に求人広告を掲載し、〇月分の料金100,000円をクレジットカードで支払った
借方 | 貸方 |
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採用教育費 100,000円 | 未払金 100,000円 |
クレジットカードで支払った場合は勘定科目「未払金」で計上し、引落し時に振替仕訳をおこないましょう。
≫ 例)〇月分に人材派遣会社で掲載した求人広告代が、普通預金より引き落とされた
借方 | 貸方 |
---|---|
未払金 100,000円 | 普通預金 100,000円 |
求人広告掲載を長期契約したケース
仮に求人広告を2年契約し、掲載料が50万円(当期分は20万円)だった場合、仕訳は下記のようになります。
借方 | 貸方 |
---|---|
広告宣伝費or採用教育費 200,000円 | 普通預金 500,000円 |
前払費用 300,000円 |
契約期間が翌期以降の分については、「前払費用」で計上します。
翌期の期首に残りの振替仕訳をおこないましょう。
借方 | 貸方 |
---|---|
広告宣伝費or採用教育費 300,000円 | 前払費用 300,000円 |
仕訳作業を記帳代行サービスに依頼するのもアリ!
この記事では、求人広告掲載料の仕訳について分かりやすく解説しました。
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この記事が少しでも参考になったなら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。