ダンボールを購入したり、ダンボールで荷物を郵送した際の勘定科目は主に、「荷造運賃」「消耗品費」「通信費」で仕訳します。

しかし3つをどのように使い分けたらいいのかわからない、という人もいるでしょう。

この記事では、ダンボールに関する勘定科目と、一緒に経費計上することが多い梱包資材について仕訳例とともに解説していきます。

ダンボールの仕訳には3つの勘定科目が用いられる

ダンボールの勘定科目に用いられるのは、主に次の2つです。

荷造運賃
消耗品費通信費

それぞれ、どのような場面で利用するのか見ていきましょう。

荷造運賃

「荷造運賃」の勘定科目は、販売商品の荷造りや運賃などの費用を計上するときに使います。

主にネットで商品販売をしている企業が商品郵送に係る費用を計上する際に利用することが多いです。

荷造運賃で仕訳すべきケースは次のとおり。

1.商品の発送を物流センターに委託している場合
2.宅急便や宅配便を利用している場合
3.荷造り用に梱包材としてダンボールを購入した場合

商品の発送を物流センタ―に委託している企業では、商品の保管料と運賃を一緒に払うケースがあります。

その際は、運賃と委託料をまとめて「荷造運賃」の勘定科目で計上。

<例>委託費用が100,000円、運賃が50,000円だった場合。

借方貸方
荷造運賃     150,000
仮払消費税等  15,000
現金  165,000  

なお運送業務は軽減税率では標準税率が適用されるので、10%の消費税を「仮払消費税等」で処理します。

宅急便や宅配便を利用して商品を発送している場合は、購入したダンボールやガムテープなどの梱包資材と運賃を合わせて「荷造運賃」として費用計上。

<例>商品発送のためにダンボールとガムテープを10,000円分購入して、送料が全部で15,000円だった。

借方貸方
荷造運賃 25,000
仮払消費税等 2500
現金  27,500   

すぐに発送しなくても、商品を梱包するためにダンボールをまとめ買いしたときも「荷造運賃」として費用計上ができます。

<例>ダンボールをまとめて30枚、20,000円で購入した

借方貸方
荷造運賃     20,000
仮払消費税等  2,000
現金  22,000  

消耗品費

梱包資材として頻繁に利用しなくても、事務所に常備する目的や、引っ越しなどで利用するためにダンボールを購入したときは、「消耗品費」として計上します。

<例>事務所に常備するためにダンボールを10枚とダムテープ10個を8,000円で購入した

借方貸方
消耗品費  8,000
仮払消費税   800
現金  8,800

通信費

顧客に書類を送る際にダンボールを購入した場合は、通信費を用いて記帳します。

<例>顧客へファイルの書類を送るためにダンボールを購入(500円)して、送料が1500円だった

借方貸方
通信費      2,000
仮払消費税  200
現金  2200

通信費とは切手やはがきの購入代金、電話料金など、顧客の通信手段として利用した費用にかかる勘定科目です。

郵便代や配送手数料も通信費に含まれるため「荷造運賃」との使い分けが曖昧な企業も多いでしょう。

2つの違いは以下のとおりです。

通信費書類や備品の発送少額の運送料切手やはがきの購入代金電話やインターネット料金
荷造運賃販売している商品の発送のために梱包材としてかかる運賃高額な発送費荷造用品にかかる費用

ダンボールは使用する用途によって勘定科目が異なる

ダンボールの購入費用は、主に「荷造運賃」「消耗品費」「通信費」の3つの勘定科目を用いて仕訳を行います。

しかしそれぞれの使い分けが不明瞭という企業もあるのではないでしょうか。

ぜひこの機会に参考にしてみてくださいね。

仕訳業務はこのように用途によって勘定科目が異なるケースが多々あります。

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