どのオフィス、お店にもエアコンは必ず設置してありますよね。

特に夏と冬は、エアコンが欠かせません。

近年では感染症対策に対応したエアコンも開発され、急いで設置した会社も多いと思います。

ただ設置していれば必ず汚れが溜まり、掃除が必要になります。

小規模の会社では、社員が定期的に掃除をしている場合がありますが、専門業者のようにはできません。

快適に仕事をするためには、エアコンのクリーニングは大事なことです。

ですがエアコンのクリーニングを業者に頼んだ際、

「どの勘定科目を使えばいいんだろう…」

「そもそも、業者のメンテナンスって経費になるのかな?」

と悩みますよね。

そこで本記事では、エアコンのクリーニングの勘定科目と、業者によるメンテが経費になるのかどうかを解説します。

エアコンのクリーニングの勘定科目は?

ハウスクリーニングなどお掃除専門の業者が増えましたよね。

需要も高まっているので、仕訳をする機会が今後、あるかもしれません。

「ところで、エアコンのクリーニングの勘定科目って何になるの?」と疑問に思いますよね。実は、正解の勘定科目はひとつではないんです。

該当する勘定科目は、「修繕費」「衛生管理費」「雑費」「外注費」です。

「それじゃ、ますます迷ってしまう…」

と、もっと困惑しまうかもしれません。

そこで、各勘定科目を説明しますので、ぜひご自身が使いやすい勘定科目の参考にしてください。

修繕費

修繕費」は壊れた箇所を元のように原状回復させるための費用に使用します。

基本的には、パソコンが壊れて修理に出すとき、会社やお店の内装部分の修理など、修理に関する場合です。

また、メンテナンス関係でも使用されるので、修繕費は幅広く使われます。

衛生管理費

「衛生管理費」は、清潔さを保つための費用に使用します。

飲食店であれば、生ゴミ処理、ユニフォームのクリーニング代、洗剤、おしぼりなどです。

一般の企業にも該当するのは、モップやマットのレンタル費、消毒液です。

雑費

「雑費」はどの費用にも当てはまらないときに使用する、便利な勘定科目です。

細かい費用などに使うケースが多いですが、あまりにも使用しすぎると、何の費用に使ったか分からなくなります。

きっちりと費用を把握したいのであれば、少ない金額であっても勘定科目を使用することをオススメします。

どうしても当てはまらない場合や、イレギュラーな時に使用しましょう。

外注費

「外注費」は、外部の企業や個人と契約し、業務を任せるときに使う勘定科目です。

例えば、清掃を業者に頼むとき、会社や個人にホームページ作成を頼むとき、などです。

以上解説をしてきました。

基本的は、修繕費を使用するケースが多いです。しかし、それじゃないといけない、という訳でもありません。

大切なことは一度決めた勘定科目を、ずっと使用し続けることです。

月によって違う勘定科目を使用すると、支出がきっちりと把握しづらくなります。

エアコン業者によるメンテナンスって経費になるの?

業者に頼んだメンテナンス費用は、経費になります。

メンテナンスとは、修理だけではなく維持管理も当てはまります。

例をあげてみましょう。

  • 壊れてしまった物の修理費
  • エレベーターの定期点検
  • 車検整備
  • 床の張り替え

今回のような、エアコンのクリーニングもメンテナンスになるので、該当します。

また、上記にあげたようなメンテナンス費は修繕費に該当します。

個人事業主でもエアコンのクリーニングって経費になるの?

個人事業主の方だと、在宅でお仕事している方が多くいらっしゃいます。

「自宅でもエアコンのクリーニングって、経費計上できるのかな…」

と、不安になりますよね。

ですが法人だけではなく個人事業主でも、経費計上できます。

個人事業主の場合だと費用が少なければ、雑費の勘定科目にしているケースがあります。

個人事業主であっても、エアコンのクリーニング費に該当する勘定科目であれば、どれを使用しても大丈夫です。

まとめ

エアコンのクリーニング費用は、「修繕費」「衛生管理費」「雑費」「外注費」の勘定科目を使用します。

絶対にこの勘定科目を使う、という決まりはありません。

しかし、基本的には「修繕費」の勘定科目を使用しています。なぜなら、修繕費は維持管理のメンテナンス費用にも使用されるからです。

また業者によるメンテナンスは、法人でも個人事業主でも経費計上できます。

経理の知識がなかったら、

「これは経費にならないだろうな…」

と勘違いするかもしれません。

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